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サイバーセキュリティソリューションを提供するTrillium社、NXPセミコンダクターズ社と自動車のセキリュティ分野で共同研究を開始

MUNICH, Nov 16, 2016 - (JCN Newswire) - Trillium(トリリウム)株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:ディビッド マイケル ユーゼ)は、自動車向け半導体サプライヤーのリーディングカンパニーであるNXPセミコンダクターズ社と次世代自動車のサイバーセキュリティの実用化に向けて、共同研究を開始することを発表します。同日、ドイツ・ミュンヘン市で開催中の自動車向けセキュリティに特化したカンファレンス「ESCAR Europe」にて発表されました。


Trillium社は自動車へのサイバー攻撃から守る、自動車の車内ネットワークを対象にした暗号化・認証セキュリティソフトウェアソリューション「SecureCAR」の開発に取り組んできました。今回の共同研究では、NXPセミコンダクターズ社が提供している次世代チップS32K MCU※を用いた実車実装実験と通して、「SecureCAR」のセキュリティパフォーマンスの実証・改良を行います。


最初の実験では、S32K MCU上で「SecureCAR」のソフトウェアのパフォーマンスを実証します。その後NXPのスマートセキュアトランシーバまで範囲を拡大し、世界でも高い安全基準を持つ日本の完成車メーカの要求を満たすソリューションまで研究・開発をすすめ、最終的に自動車セキュリティ市場の要求を満たす、ハードウェアとソフトウェアのセキュリティソリューションを統合した包括的なセキュリティサービスの提供を目指します。


NXP Semiconductorsの汎用オートモーティブMCU製品担当バイス・プレジデントおよびゼネラル・マネージャー、Manuel Alves氏は次のように述べています。「NXP社とTrillium社の協調的な取り組みは自動車向けサイバーセキュリティにおいて両社のリーダーシップを確実なものとしていきます。Trillium社のSecureCARがNXPのハードウェアベースのセキュリティソリューションと相まって堅牢なセキュリティソリューションを提供することが可能となります。」


Trillium社 代表取締役 ディビッド マイケル ユーゼは次のように述べています。「今回の共同研究は自動車業界にとっても重要なステップとなります。コネクテッドカーは安全と様々な環境に配慮しなければなりませんが、そこにはサイバーセキュリティの存在が必要不可欠で、今回の研究を通じてリスクを極限まで減少させ量産につながる一歩にしたいと思っています。」


■SecureCARについて
Trilliumの「SecureCAR」は、認証、暗号化、復号、ダイナミック・キー・ロック・ペアリング(対称セッション鍵交換管理)、および車両ネットワーク・ペイロードを安全に保護するための非対称マスター・キー生成において特許出願中です。


■S32Kについて
S32Kは、他の革新的なセキュリティ機能の中でも重要なストレージのための真の乱数ジェネレータと安全なフラッシュを含むCryptographic Services Engine(CSE)を提供します。S32Kと「SecureCAR」を組み合わせたソフトウェアソリューションは、車載ネットワークのセキュリティ負担を軽減することで、リアルタイムのセキュアなアプリケーションを実現しますが、 最適化されたアプローチでは、従来の標準アプローチの3分の1の帯域幅しか必要としません。


※MCU(Micro Controller Unit):一つの集積回路にコンピュータシステムをまとめた、組み込み用のマイクロプロセッサ
※NXP S32K MCU: http://bit.ly/2fXImuO


■Trillium株式会社(Trillium Inc.) 概要 ( http://www.trillium.co.jp/ )


代表取締役:ディビッド マイケル ユーゼ
所 在 地:愛知県名古屋市守山区大森八龍1丁目208番地
設 立:2014年7月


担当: 入江 美紀 コーポレート コミュニケーションズ ディレクター 
Email: pr@trillium.co.jp
URL: http://www.trillium.co.jp/